値下がりランキングで見つけた急落銘柄について、PTS・信用倍率・決算の3点を確認してから反発を狙う、初心者向けエントリーの考え方を解説します。
「どの銘柄を買えばいいか分からない」——銘柄選びで迷う初心者の方は多いと思います。判断基準の一つとして、その銘柄が底値圏にあるか、まだ下がる途中なのかを見極める考え方を紹介します。ここで紹介するのはあくまで一つの経験則・考え方であり、必ず利益が出ることを保証するものではありません。投資判断は最終的にご自身で行ってください。
株価は大きく下落した翌営業日、高い確率で反発する傾向があります。特に前日比10〜15%以上下落した銘柄は、翌営業日に5〜7%程度反発するケースが多く見られます。
これは統計的に証明された絶対法則ではなく、あくまで相場でよく観測される**傾向(アノマリー)**です。逆に反発せずさらに下落するケースも当然あります。次の章で紹介する3つのポイントを確認したうえで判断することをおすすめします。
急落した銘柄は、株価ランキングの「値下がり率」タブ、より値動きの大きい銘柄を探すなら「ストップ安」タブで一覧できます。市場や表示期間で絞り込みながら、前日比マイナス幅の大きい銘柄をチェックしましょう。詳しい使い方は株価ランキングの使い方を参照してください。
値下がりランキングで気になる銘柄を見つけたら、飛びつく前に個別銘柄ページで次の3点を確認します。
個別銘柄ページでは、現在値の下に「PTS ◯◯円」という形でPTS(私設取引システムによる時間外取引)の価格が表示されます。これは翌営業日の寄り付き前の需給を映す目安になります。
同じく個別銘柄ページに表示される「信用倍率」(信用買い残高÷信用売り残高)は、その銘柄がどれだけ「買われ過ぎ」の状態にあるかを示す目安です。
ただしこれもあくまで目安の一つです。業種や銘柄の性質によって「妥当な倍率」の感覚は変わってくるため、絶対的な基準として機械的に使うのではなく、他の指標と合わせて判断材料の一つにするのがおすすめです。
個別銘柄ページ下部の業績テーブル(決算期・売上高・経常益・純益などが並ぶ表)で、直近決算が黒字か赤字かを確認します。
大きく下落した銘柄をただ避けるのではなく、値下がりランキングで母集団を絞り込み、PTS・信用倍率・決算という3つの視点で裏付けを取ることで、根拠のあるエントリー判断に近づけます。気になる銘柄が見つかったら、そのまま監視銘柄に登録して値動きを追いかけるのもおすすめです。スクリーニング全体の考え方は株のスクリーニングとは?条件の選び方とやり方もあわせてご覧ください。