株価チャートの読み方【前編】ローソク足・移動平均線・出来高・RSIの見方

カブスクの株価チャートで実際に表示されるローソク足・移動平均線(MA5/25/75/200)・出来高・RSI(14)の意味と読み方を初心者向けに解説します。

株価チャートには情報がたくさん詰まっていますが、見るべきポイントを押さえれば怖くありません。この記事では、カブスクの株価チャートページで実際に表示される4つの要素——ローソク足・移動平均線・出来高・RSI——を順番に解説します。後編では、銘柄ページの上部に並ぶPER・PBR・自己資本比率・信用倍率について解説します。

1. ローソク足の基本

ローソク足は1本で「その日の値動き」を表しています。

  • 始値 … その日最初についた値段
  • 高値 … その日の一番高い値段
  • 安値 … その日の一番安い値段
  • 終値 … その日最後についた値段

始値より終値が高い日は陽線(多くのツールで赤や白)、終値の方が安い日は陰線(青や黒)で描かれます。ローソクの太い部分(実体)が始値〜終値の範囲、上下に伸びる細い線(ヒゲ)が高値・安値です。ヒゲが長い日は「一度大きく動いたが、押し戻された」ことを示していて、上ヒゲが長ければ上値の重さ、下ヒゲが長ければ下値の堅さのサインとされます。

<title>陽線と陰線の四本値(始値・高値・安値・終値)の図解</title> 高値 終値 始値 安値 実体 上ヒゲ 下ヒゲ 始値 終値 陽線(上昇した日) 陰線(下落した日)

2. 移動平均線(MA)の見方

移動平均線は、直近N日間の終値の平均を結んだ線です。カブスクのチャートではMA5・MA25・MA75・MA200の4本を表示しています。

  • MA5(5日) … 直近1週間程度の値動きの方向
  • MA25(25日) … 直近1ヶ月程度のトレンド。「短期線」としてよく使われる
  • MA75(75日) … 直近3ヶ月程度のトレンド
  • MA200(200日) … 直近1年程度のトレンド。「長期線」として使われる

短期線が長期線を下から上に突き抜けることをゴールデンクロス、逆に上から下に突き抜けることをデッドクロスと呼び、それぞれ上昇・下降トレンドへの転換シグナルとされます。カブスクのカブスクスペシャル(MACDゴールデンクロス銘柄スクリーニング)は、この考え方をMACDという指標に応用して、全銘柄からゴールデンクロス直後の銘柄を自動抽出するスクリーナーです。

<title>短期線と長期線が交差するゴールデンクロス・デッドクロスの図解</title> ゴールデンクロス デッドクロス 短期線(MA25など) 長期線(MA75/200など)

注意点: 移動平均線はあくまで過去の平均であり、将来を保証するものではありません。もみ合い相場では線が何度も交差する「だまし」も起きやすいため、後述の出来高やRSIと組み合わせて判断するのが基本です。

3. 出来高の見方

出来高は、その日に売買が成立した株数です。カブスクの銘柄ページでは価格情報の下に出来高売買代金(出来高×株価のおおよその金額)、VWAP(出来高加重平均価格。その日の売買のうち、どの価格帯で多く取引されたかを反映した値)が表示されています。

株価が動いても出来高が少ない日は、少数の売買で値段が振れただけの可能性があり、トレンドとしての信頼性は高くありません。逆に、出来高を伴って株価が大きく動いた日は、多くの投資家がその方向に動いたことを示すため、値動きの信頼性が高いとされます。「値動き+出来高」をセットで見る癖をつけると、チャートの見え方が変わってきます。

4. RSI(14)の見方

RSI(Relative Strength Index)は、直近14日間の値動きのうち「上昇の勢い」がどれくらいの割合を占めるかを0〜100の数値で表した指標です。カブスクの銘柄ページにも表示されています。

  • 70以上 … 「買われすぎ」の目安。短期的な反落に警戒
  • 30以下 … 「売られすぎ」の目安。短期的な反発に期待

ただし、強い上昇トレンドが続く銘柄はRSIが70以上に張り付いたまま何日も上昇を続けることがあります。RSIだけで「高いから売り」「低いから買い」と単純に判断するのではなく、トレンドの方向(移動平均線)と合わせて見るのが安全です。

まとめ

チャートを読むときは、①ローソク足でその日の値動きの形を見て、②移動平均線でトレンドの方向を確認し、③出来高でその動きの信頼度を測り、④RSIで過熱感を確認する——という順番で見ていくと、情報が整理しやすくなります。

後編では、こうしたチャート情報だけでは分からない「会社の中身」を表す指標——PER・PBR・自己資本比率・信用倍率——を、リスクの見方まで含めて解説します。

→ 後編:株価指標の読み方(PER・PBR・自己資本比率・信用倍率)を読む